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乾燥肌の5つの主な原因と対策【皮膚科医監修】


一般的な認識と異なり、乾燥肌は、必ずしも病気によるものではありません。乾燥肌は、ケアと保湿を多めに必要とする肌質ですが、それでも健康な肌の一つのタイプです。しかし、肌が過度に乾燥している場合、根本的な原因があるかもしれません。では、実際に何が乾燥肌の原因なのでしょうか?

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1. 加齢

年を取るにつれて、ホルモンの変化により肌が薄くなってカサつきます (1)。残念ながらタイムマシンはないので、朝晩にしっかり保湿をすることが大切です。

また、顔を保湿するときには、首も忘れずに行ってください。首まわり用に別の製品を使う必要はありませんが(顔用の保湿剤で十分です)、首のうるおいを保ち、加齢による乾燥で目立つシワを防ぐことが重要です。

2. 天候/気候

乾燥気候の地域で暮らしている場合、その気候が肌の水分量に悪影響を及ぼすことがあります。

対策として、ゆったりとした天然素材の衣類を着たり、寝室や長時間過ごす部屋に加湿器を置くことを検討してみましょう。空気に湿気を与えて、肌の渇きを和らげることができます。同様に、寒くて風が強い日が多い地域でも、肌がダメージを受けていることがあります。

保湿剤を毎日使って、顔だけでなく身体の保湿もしっかり行うようにしてください

3. スイミング

朝食前にプールで20往復泳ぐことは、心臓や血管には素晴らしいことでしょうが、皮肉なことに水が肌を乾燥させることがあります。これは、プールの水が塩素処理されているためです。

塩素により肌が乾燥することがあるので、プールから出た後は必ず洗い流し、保湿剤を塗ってください。アボカドオイルなどの成分を配合した軟膏やクリームは、肌を柔らかくするのに効果的です (2)。

4.仕事

職業によっては、さまざまな物質に触れたり、身体を使った各種の作業を行ったりするなかで重度の乾燥肌が生じるおそれがあります。

看護師や美容師をはじめ、刺激性の強い化学物質に肌(多くの場合には手)が触れる仕事では、職業性刺激性接触皮膚炎(OICD)のリスクがあります。

これは、手湿疹の一種としてよく現れるもので、症状としては、重度に乾燥してひび割れた肌が挙げられます。「予防にまさる治療なし」と言えますが、具体的な予防策は仕事によって異なります。

しかし、一般的には、手袋と防護服を着用し (4)、特別に配合された手に優しいクレンザーで手洗いして、保湿ハンドクリームを1日数回塗るとよいでしょう。

5. 皮膚疾患

過度に乾燥した肌は、乾癬(身体が皮膚細胞を異常に速く増殖させることです (5))や湿疹(職業性刺激性接触皮膚炎の他にも多様な湿疹があり、アレルギー反応や刺激物との接触などのさまざまな原因があります)などの皮膚疾患が潜んでいるサインかもしれません。皮膚疾患があると思ったら、皮膚科で検査を受け、処方された治療を行うべきです


https://www.aad.org/public/skin-hair-nails/skin-care/skin-care-during-menopause

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3614059/



https://www.omicsonline.org/open-access/prevention-of-occupational-contact-dermatitis-2165-7556-1000165.php?aid=73550



5. https://www.aad.org/public/diseases/scaly-skin/psoriasis



監修:皮膚科医

五十嵐 敦之 先生

医学博士

NTT東日本関東病院 皮膚科部長

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